のの艸 / 野草宙 「芒種くさの会」によせて
のの艸/野草宙のお二人に出会ったのも、かれこれ8年前。
福岡県博多区に月一回の花屋「tsumugi」さんがあるときいて、長崎から幾度か通っていました。
植物の自由でのびやかな線と、美しい枝ぶり。
話を聞くと、店頭の植物はご自身で育てたものや、友人の方が野山で育てたものをメインに選ばれていました。葉の裏に虫がいないか確認しながら、虫がいれば除いて、水揚げして、、、という。気の遠くなるような作業を経て店頭に。
tsumugi さんのフィルターを通すと、植物のうつくしさや、植物のもつ力など、じんわりとに伝ってきます。
野草茶についても、採取のタイミング、お茶の作り方、効能などを聞き、身近な草の力強さに心を揺さぶられた感覚を覚えています。
雨が多い年もあれば、猛暑続きの夏もあったり、はたまた季節は同じようで同じでない。厳密にいえば、毎日、気温も、湿度も違うし、出会う人も違う、同じような日々であっても同じでない。
この頃から、1日1日を大切にしなければと思うようになり、季節の移り変わりも意識するようになりました。
季節、植物などを大切にするお二人と仕事がしたい思い企画した合同展では、会場の装飾や、野の茶会、花のワークショップを担当してくださいました。6年前に戻って見ていただきたいくらい、見事な仕事ぶりでした、、、
(お時間がありましたら、 インスタグラムにて #花と暮らす展 と検索してみてください)
あれから6年が経ち、私自身も40代になり、自分自身少しずつ体調の変化もあったり、友人たちとも健康や暮らしなどについて話す機会も増えてきました。
約二年前にtsumugi から「のの艸」へ屋号が変わり、さらに植物の可能性をつたえたり、親しむ活動などをされているお二人です。くさの会だけど、ただ草を愛でる会ではなくて、生活に取り入れたり、知ることだけでも、植物の可能性を知る機会になると思います。
会場の装飾も少ししてくださるとのことで、こちらもどうぞ楽しみにお越しください!
宮崎へ移住して知り合ったハニカムハーブのよしこさんも、のの艸/野草宙さんと8年くらいのお付き合いとのことで、西都市と宮崎市の2か所で開催します。六月五日と六日、芒種 くさの会 にてお待ちしております。




写真は、今年3月末、西都市のハニカムハーブさん周辺にて撮影したものです。
少し歩けば、すみれの群生があったり、カキドオシやレンゲソウが自然と植わっていたり、野草もあちこちに。
よしこさんが、住まいに選んだ納得の場所でした。